管理栄養士がオススメする、お酒の飲み方アレコレ

A~D型の「飲める体質」のあなたは

アルコールの吸収をゆるやかに

悪酔いを防止するには、アルコールの吸収をゆるやかにして、アルコールの血中濃度の上昇をゆるやかにすることがポイント!

POINT.1飲む前に食べよう

小腸にアルコールが送られると一気に吸収されてしまうので、胃にとどめるのがポイント!オススメなのが手軽にとれるチーズやゆで卵。タンパク質や脂質は消化吸収されにくく、胃で長時間とどまります。油ものから飲み会をはじめるのもグッドです。

料理例:

  • オリーブオイルを使ったカルパッチョ
  • マヨネーズを使ったポテトサラダ

POINT.2チェイサーといっしょに

水を飲むと胃腸内のアルコール濃度が薄まるので、血中濃度を抑えることにつながります。またアルコールの利尿作用による脱水の防止としても役立ちます。チェイサーややわらぎ水はとても理にかなった文化なのです。

POINT.3おつまみの選び方

  • アルコールの吸収をゆるやかにすること
  • アルコールの分解を助けること

に効果的なおつまみを選んで、悪酔い対策を!

アルコール代謝を促進する
「タンパク質」
肉、魚、卵、大豆など。
やきとりやお刺身、だし巻き卵や納豆はいかが?
アルコール分解に必要な
「ビタミンB1」
豚肉、枝豆、レバーなど。
不足すると翌日に疲労感が…
飲んだ後も意識してとろう。
アルコール吸収をゆるやかにする
「食物繊維」
おひたし、サラダ、きんぴらなど。1杯目を口にするまえに軽く食べると効果的。

E型の「飲めない体質」のあなたは

日常生活も気を付けて!

お酒を飲むことはあまりないかもしれませんが、日常生活には意外な落とし穴が…!
要チェックです!

POINT.1消毒液にはご注意を

手指消毒に使うアルコール液にも注意が必要です。肌が真っ赤に腫れ上がる可能性もあります。また洗口液にもアルコールが含まれることが多いです。ノンアルコールタイプを選ぶとよいでしょう。

POINT.2食品中にもアルコールが…

醤油や漬物などの発酵食品、酒粕を使った食品や、お菓子の香りづけにもアルコールが含まれる可能性があります。わずかな量ですので神経質にならなくてもよいのですが、食品表示の「酒」の字を少し気にしてみてください。

POINT.3飲み会の席で

居酒屋さんには、高カロリー・高脂肪のメニューがたくさん! お酒が飲めないと、ジュースや甘いデザート、〆のご飯・麺をとりすぎてしまうかも。

お刺身・煮魚・焼き魚など、お魚料理がオススメ
魚には必須脂肪酸のEPA、DHAが豊富。 中性脂肪を減らす働きもあり、血液をサラサラにしてくれます。

監修:株式会社関西メディカルネット 管理栄養士 伊藤佐奈江・酒井絵理奈
参考:葉石かおり著「酒好き医師が教える最高の飲み方」