アルコール体質の解説

Detailed Explanation

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アルコール体質の解説 C型

C型

不快症状に気づきにくい

注意ポイント

高濃度のアセトアルデヒドにさらされやすく、食道がんのリスクが高いです。

C型のイラスト
C型ってどんな体質?

一見お酒に強いけれど次の日が辛い

酔いが持続するのでお酒好きになりやすく、また不快症状が麻痺しているため、「お酒に強い!」と勘違いしやすいです。高濃度の毒素「アセトアルデヒド」にさらされて、食道がんのリスクが高い体質。実は、飲んだ次の日辛くないですか?

C

型の代謝酵素

アセトアルデヒドの不快症状をエタノールが麻痺させる

C型のアルコール分解の流れのイメージ

エタノールを分解する働きも、アセトアルデヒドを分解する働きも弱い。

エタノールの気持ちよさが持続し、不快症状をもたらす「アセトアルデヒド」の産生が遅いため、辛い症状が麻痺してしまいます。その間にお酒を多量に飲んでしまうと、徐々にアセトアルデヒドが蓄積されて体に大きなダメージをもたらします。

C型の代謝酵素と他の型の代謝酵素の比較イメージ
医療道具のアイコン画像

C

型が注意した方がいい病気は?

エタノールとアセトアルデヒドの両方が危険!

エタノールの気持ちよさが持続するのでお酒に依存するリスクが高いです。一方でアセトアルデヒドの毒性にはさらされ続けており、唾液の影響などから頭頚部がん・食道がんのリスクが高まります。

リスク番号

C型が注意すべき病気

アルコール依存症

自分の意思ではお酒の飲み方のコントロールが難しい、あるいはできない病気です。飲まないと寝られない、イライラする、汗をかきやすいなど、身体や精神の症状が表れてきます。症状がより深刻になると、仕事や家庭内のトラブルにも発展してしまいます。

リスク番号

C型が注意すべき病気

頭頚部がん・食道がん

頭頚部には呼吸や食事、発声など生活に大切な機能が集中しています。頭頚部がんと食道がんはよく併発します。アセトアルデヒドが高濃度に含まれた唾液が原因の一つとして推測されています。進行すると食道の違和感や、声のかすれ、胸部・背部痛などの症状が出ます。喫煙とのかけ合わせでリスクが跳ね上がります。

定期的な検診を心がけましょう!

背景画像

飲酒により引き起こされる主な病気

C型が特に注意すべき病気

C型のあなたがお酒と永く付き合うコツ!

気を付けたい飲酒習慣とヒント

体質を知れてラッキー!身体に優しい飲酒を

「気を付けたい飲酒習慣とヒント」 のイメージ

お酒が強いと思っていた方はC型と知ることができてラッキーです。エタノールとアセトアルデヒドの両方に要注意。飲みすぎると翌朝お酒臭いかも。食道がんのリスクが高いのでお酒を飲むときはタバコや熱い・辛いおつまみを避けましょう。酒量が多い方は、健診で異常値が出なくてもお医者さんに体質を伝えてみてください。

「気を付けたい飲酒習慣とヒント」 のイメージ

お酒と永く付き合うために大切なこと

大切なのは「適量飲酒」と「休肝日」

「お酒と永く付き合うために大切なこと」 のイメージ

1日の適量は、ビールなら中瓶1本、ワインならグラス2杯弱です(女性は半量)。「少ない!」と感じる方は1週間の総量で見直してみましょう。まずは週2日以上の休肝日を目標にしましょう。依存のリスクも低減できますよ。

「お酒と永く付き合うために大切なこと」 のイメージ

おすすめのお酒の飲み方

お酒と料理のマリアージュを楽しんで

「おすすめのお酒の飲み方」 のイメージ

気持ちが良くてぐいぐい飲むと、そのうちアセトアルデヒドに追いつかれてしまいますよ!そんなあなたは、料理とお酒の組み合わせにこだわってみましょう。定番のワインとチーズから、焼酎と麦チョコなどマニアックなものまで、お酒と料理がつくる素敵な時間をゆっくりと楽しんでください。

「おすすめのお酒の飲み方」 のイメージ